かあいがもん「お父さんの日記」

早いもので長男は29歳、次男は21歳になりました。

ゲーム

少し前から次男携帯のゲームにハマっていたので、「死ぬほどやりなさい」と言ってみました。

最近はゲーム機が携帯なので、いくら規制しても隠れて出来てしまうし、友達の家に遊びに行っても各自携帯ゲームで遊んでたりするし、更には家でゲームを規制されていたりする子供はゲームがある友達の家に遊びに行くと他の子供達が外て遊び始めてもゲームをやり続ける事が多い、なんて事を聞いたりすると、こりゃあ親としてももゲームと子供の在り方について考えさせられます。

しかし、よくよく考えたらわたくしも小学生の頃ゲームが大好きで大好きで時間を守れず毎日毎日ゲームをやっていおりました。

あまりにも何もしないでずーっとゲームばかりやっていたので母親にテレビのコードをハサミでサクッと切られた事もあります。(コンセントが入っていると感電する恐れがありますのでかなり危険だと思いますが、ゲームを隠しても見つけてくるわたくしにはこれしかないと思ったのでしょうかね)

それでもコードを切られては直して切られては直してゲームを続けてました。

最終的にはテレビのコードが五センチ位になってしまい、短過ぎてコンセントに入らなくなり仕方無くゲームを諦めて読書に励もうと思っていたのですが、家の前のゴミ捨て場に近所の誰かが捨てたテレビがあり、おバカなわたくしは神様が僕に「ゲームをやりなさい」と、言ってると解釈して颯爽とテレビを持ち帰り、家の庭にある物置の中を改造して、家から延長コードを何本か引っ張り電源を確保して、テレビを直して使えるようにし、一日中ゲームを隠れて出来る環境を作りました。

で、親には「友達と遊んで来る」と行って即座に物置に行き、夕飯を食べては「今日は早く寝る」と行ってこっそり物置に行き、ひたすらゲームに没頭していました。

さすがに親が庭の物置の横で草むしりを始めた時は心臓が止まるかと思いましたが、今だにバレておりません。

更には中学二年の終りから訳あって一人暮しが始まったらゲームへの思いが炸裂です。

部屋の床に布団を敷いてTVを枕元に置き、布団の周りに食料や飲み物を置き ゲームを始めたらトイレと布団の往復 で済むような環境を作りました。

休みの日はゲームのコントローラを握ったまんま寝て、目を開いたらそのままゲームを始める日もありました。

もう、バカを通り越してここまでくると病気に近いです。

それぐらいゲームが大好きなものですから子供にゲームをするな、とかゲームは一日何時間まで、と、わたくしが言うのも無理がありますし、恐らくゲームを規制しても蛙の子は蛙だろうと思い「死ぬほどやりなさい」と言ってみました。

もちろん条件付きで、やるべき事キチンと終えてからではないと即座に携帯を没収するつもりです。

他にも細々と携帯代金は自分で払うとか、いくつか条件はありますが(お年玉など貯めているお金を全く使わないのでかなり貯まっております)大まかには、やるべき事をやり終えてからゲームを死ぬほどやりなさいな、と言っております。

勿論、ゲームが大好きなわたくしでも一人でゲームをやっている時間はゲームの仕事に携わる方以外、あまり有効的ではないと思いますし勉強や読書をした方がよいとはおもいますし、むしろそうなって欲しいですが、「ゲームをしないで勉強しなさい」「ゲームは何時間まで」とか、言って聞くならまだしも、言っても効果ないなら考え方を変えて「ゲームをやりなさい」と言ってみたらどうなんだろうと思い、言ってみました。

その中で、わたくしの中で明確に決めている事は、「子守の為にゲームをやらせておく」という事はナシ、つまり子供と遊ぶのが面倒だからゲームで黙らせるというのはやめておこうと決めてあります。

それとバランスも考えて、外にでて遊びに行きたくなるような体験も増やして行くようにしました。

タバコやお酒をやめられない大人に「やり過ぎは体にわるいからやめなさい」と言っても聞かないから、やめる事ではなく始める事を考えた方が効果的だと聞いたことがありましたので、これにも似た所があるかもしれません。

以前までは「よーし、宿題と明日の学校の準備終わらせてゲームやろうぜ」と、わたくしが言ってましたが、最近では言わなくても終えているようです。

まぁ、たまに雑な時もありますが、言われなくても準備を自分でする習慣がついた事や、今迄、学校のお手紙を出さなかったのが出すようになったり少しづつ変化がでたように思います。

あとは、子供達が一人暮しをするようになっても、わたくしみたいに万年床でひたすらゲームをやる事がないようになればよいなぁと。

これからどのようになって行くかはわかりませんがねぇ。

どちらにしても楽しみです。