かあいがもん「お父さんの日記」

早いもので長男は29歳、次男は21歳になりました。

四十二歳になって。

先日四十二歳になりました。

 

今年でようやく後厄も終わります。

 

恐らく興味ないと思いますが、わたくしが誕生日の日は何をしておりましたかと言いますと、をしておりました。

 

 

四十二歳で自分の事を見失ってしまって、今の自分は自分では無いと自分探しの旅に出ていた訳ではありません。

 

日本の旬を行く!路線バスの旅」という旅番組のロケ三重県に行っておりました。

 

 

ここ数年、旅番組のお話をちょいちょい頂くのですが、このを探しながらバスにのって旅をするという事が、これまた自分の知らない事を沢山知れて楽しいのですよねぇ。

 

どう言う事かと言いますと、思ってる以上に自分はなモノを知らないし、知っていたとしても、そのモノがどうやってつくられているか、どんな人がどんな思いで作っているか、食べ物など、なモノのとれたてのを食べた時の味、ではない時との違い、なモノの楽しみ方などなど、本当に沢山の知らない事に出会えたり体験が出来たりするのです

 

しかしまぁ、旅をしておりますと「河相我聞?知らないなぁ」と、自分がで無い事をあらためて同時に知る事にもなるんですけどね。うん、もうそれは何年も前から知ってはいるんですよ。痛いほどにね。ですがねこうやってたまに忘れても忘れられない感じで水面下で生きてるのも結構な事で、讃えて欲しいとも思うんですわ。(ちなみに自分の記憶が正しければ二十年前にテレビの世界でだった気がします、その時出した歌のタイトルは、たまに忘れてもずっと忘れない)

 

 

まぁ、そんな昔話は置いておきまして、なモノを探しながら旅をしていると、どの様な素敵な体験が出来るのかと言いますと

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 こんな普通の10倍もあろうかというキャベツに出会えたりします。

 

こちらのキャベツは「札幌大球キャベツ」といって、北海道では珍しいモノでは無いそうなのですが、畑一面に並んでいたり、直売所に積み上げてあるのを実際に見ると凄すぎて笑ってしまいます。

 

こう言ったものが沢山あり、すべて話すと長くなるので悩む所ですが、近い所で挙げますと先日放送しました沖縄の旅での旬なモノの体験が僕にとってかなり素敵な体験でした。

 

沖縄もずく

 

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普段からスーパーで沖縄産のもずくは食べていたものの、一体沖縄のもずくの旬はいつでどのように海にもずくがあるのか、どのように漁をするのかは全く知りませんでした。

 

 

旅をしながら、旬な情報を聞いていましたら4月から6月が沖縄もずくの旬で、丁度ロケをしているのが5月だったので沖縄もずくの水揚げをしている漁師さんの所に行き、水揚げした瞬間のモノを食べさせて貰う事が可能か尋ねてみました。

 

すると「せっかくだから沖縄もずくの漁も体験してみるか?」という事になり、いきなり沖縄もずく漁を体験させてもらえる事になりました。

 

ちなみに普通は体験出来ないそうで「テレビに出てる人がやった事は無いんじゃないかなぁ」と漁師さんはおっしゃってました。

 

マジ?俺凄くね?

 

と、胸を踊らせながら船で漁に向かう事、二十分ぐらいでしょうか、沖縄の青い海の真ん中に沖縄もずくの漁場に着きました。

 

 

沖縄もずくは海の中の五メートルぐらい潜った所に畑の様に養殖されております。

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で、それを潜ってホースの用なモノで吸い上げるのですが、その潜って漁をするのが簡単そうで難しいんですわ。

 

どういう事かと言いますと、普通は海に潜るのは酸素ボンベとかスキューバダイビングみたいに行けると思うじゃないですか、しかし体験させて頂いた所の漁は、船から太めのホースので酸素を少し大きめの水中マスクに送って貰い、腰に数十キロの重りを巻いて潜るのです。

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(こんな感じで。写真はわたくしではありません)

何が大変かと言いますと、水中マスクなので耳抜きが困難で耳が半端なく痛くなるのと、気を抜いていると水中マスクにガンガン水が入って来るので、漁をしながら水抜きしなければならなく、もし万が一水中マスクに水がいっぱいになってパニックになっても腰に付けてる重りを外さないと上に浮上しないので、水中に深く潜った事の無いわたくしには初めの五分は想像を絶する恐怖でしたが、克服しながら沖縄もずくをホースで吸い上げ、沖縄もずくの漁を体験しました。

 

で、船の上で採れたての沖縄もずくを頂いたのですが

 

マジうめぇっふ。

 

失礼、本当に美味しく、これがまた肉厚で更に海の塩加減ごいい塩梅で絶品なのです。

 

沖縄もずくは肉厚なのが特徴なのですが、水揚げした瞬間のモノを味わうと更に肉厚に感じられ、身体中に沖縄の海のミネラルが吸収されていく感覚になります。

 

やはりこういった感覚は実際体験してみないとわからないものです。

 

体験した事によって、この先に沖縄もずくを食べる時の気持ちも変わり、思い出に浸りながら更に美味しく食べれそうですし、ホント、なんでも挑戦してみるものですねぇ。

 

 

で、何が言いたいのかと言いますと、四十二歳になりましたが、これからも新しい事に挑戦し、探究心を持って人生を楽しんで行こう、と言った豊富でございます。

 

 

そして、誕生日の日に三重に行った「日本の旬を行く!路線バスの旅」はBS-TBSにて6月20日の夜8時から放送の予定です。